8月2021

[インターンシップ取材①]高齢者の自宅による事故死やヒートショックを防ごう!東京で取材!(2021年08月01日)

こんにちは。
インターンシップに参加させていただいています。
私が住宅に興味を持ったのは、東日本大震災を経験したときです。
家屋が倒壊する姿を見たとき、地震に強い家とは何だろう、とを考えたこと。
もう一つは、高齢者が浴室などで亡くなる原因が、ヒートショックによるもので、それを防ぐ方法は無いのか、と考えたこと。
ほかにも、SDGSのことや、空き家の問題など、様々な社会問題に興味を持っています。
この機会に色々と勉強できればと思います。

夏休みに入った初日(7月27日)、私は東京都江東区のリフォーム現場を見学させていただきました。
外観はブルーシートで覆われていて、工事しているようには見えませんでした。

 

 

中に入ってみると、柱が剥き出しになっていて、工事の真っ只中でした。
初めて着た作業着とヘルメットで、研修で教えていただいた通り、安全第一で現場にお邪魔しました。

現場では、地震に強くする工事、「耐震補強工事」をしていました。
「耐震補強工事」聞いたことはあるけれど、実際に見たことはありませんでした。

下の実際の写真が実際の補強工事です。

 

沢山の木材で補強を行っています。
現場監督に聞いてみました。
Xのような形になっているのは、「筋交」(すじかい)と呼ばれるそうです。
この筋交が構造体を強くするそうです。
確かに、横揺れしても耐えられそうですね。
周りを見渡すと至る場所に筋交が設置されていました。
これで、もう大きな地震が来ても安心です。

次は断熱について聞いてみました。
下の写真をご覧ください。

窓の横に見えるのが断熱材だそうです。
見えなくなる壁の中にもたっぷりと断熱材を入れているそうです。
住宅を丸ごと断熱材が覆ってくれるのですね。

さらに窓にも工夫があるのだそうです。
古い窓はアルミ製で、熱伝導率が高かったり、気密性能が悪いのだそうです。
また、ガラスも1枚なので、断熱性能が悪いのだそうです。

(⬇︎古い窓、ガラスの画像です。)


最新の窓は、外側がアルミ製で室内側は樹脂なので、外部の熱が室内に伝わりにくく、気密部材がしっかりしているので、空気の侵入も防いでくれるそうです。
「ガラスも複層硝子だよ。」と説明されましたが、複層硝子という言葉を初めて聞いたので戸惑うと、ペアガラスだと教えてくださいました。
ペアガラスは、聞いたことがあります。

他にも、断熱性の高い外壁を外側に張り巡らせるそうです。
壁の中にも断熱材を入れたのに、さらに壁の外側にも?と驚きました。
魔法瓶のような住宅にすることを目指しているのだそうです。

最後にユニットバスについてです。

これは浴槽を保温するための断熱材です。

私も実際に触ってみました。とても大きく重そうな感覚がありました。

床も断熱性の高い素材を使っていて、冬場もヒンヤリしないそうです。
もちろん、窓もペアガラスです。

これで高齢者の方々もヒートショックによる事故を防げます。
断熱材の効果はとても大きいのだと実感しました。

断熱性能を高める工事、耐震性能を高める工事は、命を守るために本当に大切で必要な工事なんですね。

今度は、アルミサッシの工場や、ショールームで取材したいと思います。

今日はありがとうございました。

記事 相川茉実
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インターンシップ制度を利用した学生の記事です。相川スリーエフは、インターンシップ制度を導入しています。

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