9月2022
台風から家を守るために。(2022年09月20日)
戸建て住宅にお住まいの皆様の台風対策は重要ですよね。
風で飛ばされないよう庭やベランダの置物を室内に入れたり、移動できない物は確実に固定したり。カーポートがある場合は、補強柱をセットしたり、洪水が心配なエリアでは土のうも必要になります。それはそれとして、長い目で見たとき、根本的に見直すべき問題もあります。
例えば木造住宅の場合、思いのほか簡単に屋根が吹き飛ばされるんですよ。瓦やコロニアルなど表面だけでなく、写真のように屋根丸ごと飛ばされるのです。
このような状態になる理由はいくつかあります。一つは軒の出幅が大きくて、軒の下から巻き込んだ強風が屋根を持ち上げる場合。古い建物では、補強をすることや屋根の形状を改修する必要があります。
もう一つは、窓の耐風圧性能が低く、窓が外れたり、硝子が割れることで、室内に強風が入り天井を突き上げることで、屋根が丸ごと吹き飛ばされるという現象が起こります。
外壁、屋根、サッシの状態の確認と適正な診断、計画的なリフォーム、改修工事が必要となりますね。
具体的にどのようなリフォームを行うべきなのでしょうか。当社が提案するリフォームをご紹介します。
※高断熱高性能住宅の場合は、築年数が浅いので、窓にシャッターを付けることをご提案。2階にシャッターがない場合が多いので、足場を架ける外壁塗装と一緒に行うと良いです。
※築20年以上経過している住宅は、ご予算にもよりますが、補助金を使って「住宅を丸ごと断熱する工事」と一緒に、シャッター付きの高性能サッシに取り替えること。軒の出が大きい場合は形状を見直す。大掛かりですがお勧めします。
※これから新築をお考えの方には、建築場所のハザードマップを見ながら、木造住宅にすべきか、RC住宅にすべきかを検討すると良いと思います。参考ですが台風の多い沖縄ではRC住宅が主流です。店舗には袖看板がありません。看板は風で飛ばされるので壁面にペンキで書き込むんですよ。
どこまで考えるかは難しいところですが、地震、台風、竜巻、突風、河川氾濫、土砂崩れ、ゲリラ豪雨、洪水、挙げるとキリがないほど日本は災害が多いです。「災害から身を守る安全な住宅」をご提案します。新築もリフォームもお任せください。
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