5月2026

住宅購入について考えてみた(2026年05月17日)

 

住宅購入を考えるすべての方へ

「家を買う」という決断の前に。
今、住宅購入を考えるすべての方へ

家は、単なる不動産ではありません。
家族の時間を育て、人生の景色をつくる場所です。
だからこそ、価格だけではなく、「どんな人生を送りたいのか」から住まいを考えていただきたいのです。

マンションと戸建ての住まい選びを考える家族のイラスト

東京の不動産価格は、なぜここまで上がったのか

ここ数年、東京の不動産価格は異常とも言える上昇を続けています。
特に都心部のマンション価格は、多くの方が「さすがに高すぎる」と感じているのではないでしょうか。

テレビや新聞では、「不動産バブル」「価格崩壊間近」「湾岸エリアは危険」など、さまざまな言葉が飛び交っています。
専門家の中にも、「そろそろ天井だ」と語る人が増えてきました。

確かに、湾岸エリアでは在庫が積み上がり始めています。
少し前までは、「出せば売れる」と言われていたタワーマンションも、現在は明らかに空気が変わってきています。

本当に住むために買った人と、利益目的で買った人。
その違いが、今後の相場を大きく左右していくのです。

「外国人が買い占めている」は半分正解で、半分誤解

最近よく聞く話があります。

「東京のマンションは外国人が買い占めている」

確かに、都心高級マンションでは外国籍オーナーは増えています。
しかし、実際に現場で見ている感覚で言えば、多くの外国人オーナーは“転売目的”ではありません。

来日した際の滞在用。
あるいは、ゲストルーム感覚で所有しているケースも多いのです。

つまり、「今すぐ売って利益を出さなければならない」という状況ではない。
だからこそ、価格が簡単には崩れないのです。

バブル崩壊は、誰か一人の売却から始まる

私は、不動産バブル崩壊というものは、ある日突然ニュースで始まるものではないと思っています。
静かに始まるのです。

新築時に適正価格で購入したファミリー層が売却する。
あるいは、利用頻度の低い外国人オーナーが損を気にせず売る。

そうした“急いでいない売却”が、新たな相場を作る。
そして、それが近隣マンション価格にも影響を与えていくのです。

湾岸エリアは、本当に「東京の中心」なのか

正直に申し上げます。
我々建築・不動産業界の人間から見ると、湾岸エリアのマンションは増えすぎました。

もちろん魅力はあります。
夜景も綺麗。街並みも新しい。SNS映えもする。

しかし、本質的な価値とは少し違う気もしています。
なぜなら、“カルチャー”が浅いのです。

本当の街の価値とは

明治から続く百貨店。
大正時代からある老舗。
昭和初期から残るヴィンテージ文化。

そうした長い歴史と文化の積み重ねが、
本当の「街の価値」をつくっています。

これから住宅を買う人は、何を選ぶべきか

湾岸マンションを待つ

  • 価格調整を待つ戦略
  • 広さを確保しやすい
  • ただし将来相場は不透明

都心を選ぶ

  • 資産価値を重視
  • 利便性とブランド性
  • 価格と維持費は高額

そしてもう一つ、大切な選択肢があります。

「東京23区にこだわらない」

千葉、埼玉、神奈川には、本当に良いマンションが数多くあります。
電車一本で都心30分。
そんなエリアも珍しくありません。

“平均価格”に騙されてはいけない

最近、「東京のマンション平均価格◯億円」というニュースをよく見ます。
しかし、不動産は平均では語れません。

本当に価値が落ちにくい都心マンションは、今や2億円を軽く超えます。
それでも広さは50〜65㎡程度。

便利です。
しかし、狭い。
そして維持費が高い。

管理費。
修繕積立金。
駐車場代。

都心高級マンションでは、毎月の固定費だけで驚く金額になります。

なぜ人は、結局戸建へ向かうのか

マンションから戸建へ移る人は非常に多いです。
特に、子供が生まれるタイミング、小学校へ上がるタイミング。

つまり、「家族」という現実が始まる瞬間です。

子供の足音。収納不足。ベビーカー。騒音への気遣い。
そこで多くの方が、「やはり庭付き戸建がいい」と感じ始めるのです。

ウッドショックを忘れてはいけない

覚えていますか?
ウッドショック。

「今は高いから、落ち着いたら買おう」
そう思った人は多かった。

しかし結果はどうだったでしょう。
落ち着くどころか、さらに高くなった。

木材だけではありません。
アルミ。ガラス。設備機器。断熱材。物流費。
すべてが上がっています。

今は高い。
しかし、数年後から見れば、今が安かった。

そうなる可能性は十分にあります。

戸建住宅は、実は合理的な選択

マンションは「駅近至上主義」と言われます。
しかし戸建は違います。

徒歩15分。
むしろ、そのくらい離れていた方が静かで住みやすいことも多い。

駐車場代不要。
2台置ける。
管理費不要。
修繕積立金不要。

中古リノベーションの可能性

今の中古住宅+リノベーションは、昔とはまったく違います。
断熱。窓。耐震。設備。デザイン。

「古い家を直す」ではなく、
「理想の住まいを再構築する」という時代です。

本当に必要なのは「不動産」と「建築」の一体提案

相川スリーエフには、毎日のように新築やリノベーションのお問い合わせをいただきます。

そこで非常に多いのが、
「土地にお金をかけすぎる」というケースです。

不動産会社が提示する建築費が安すぎる。
だから、土地に予算を使いすぎてしまう。

しかし実際には、性能、デザイン、収納、断熱など、
こだわり始めると建築費は上がっていきます。

本当に価値のある住宅を手に入れるには、
「不動産」と「建築」を一緒に考える必要があります。

相川スリーエフは、不動産会社でもあり、建築会社でもあります。
土地、建物、設計、性能、将来の資産価値まで、トータルで考えることができます。

最後に。焦らせたいわけではありません

「今すぐ買え」と煽りたいわけではありません。
住宅購入は人生最大級の決断です。

しかし、現場にいる人間として、正直に言います。
建てるなら、今です。
買うなら、今です。

家は、投資商品である前に、“人生の器”です。
家族で食事をする場所。
子供が育つ場所。
夫婦で歳を重ねる場所。


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